渡邊農園の枇杷について
渡邊農園で生産している美味しい枇杷・スモモをご紹介します。
長崎早生(ながさきわせ)
早いものは1月頃に出荷されるという「長崎早生」。寒さに弱いためハウス栽培されることが多く、露地ものに比べ2ヶ月ほど早く店頭に並びます。果重は 40~50g程度、糖度は10~12度と比較的高く、みずみずしく上品な味わいです。この品種は「茂木」と「本田早生」の交配で、1976年(昭和51年)に登録されています。なおハウス栽培のものは、「ハウスビワ」と表示されています。
涼風種(すずかぜ)
「楠」と「茂木」を交配して誕生し、1999年(平成11年)に登録された品種です。糖度が高いのが特徴で、食味がフルーティーで果汁を多く含み大きな果実をつけます。
名前のごとく”涼しい風”のような爽やかな甘さと、果汁たっぷりの果肉は春の風を届けてくれます。
果重は50~65gくらいで5月上旬頃にから出荷されます。枇杷の大玉系の品種になります。
夏たより
なつたよりは長崎県果樹試験場で育成され、2009年(平成21年)に品種登録されたビワです。親の掛け合わせは「長崎早生」×「福原早生」。サイズが60g前後と大きく、甘味は強めで酸味は控えめ、果肉はソフトでみずみずしく上品な風味が楽しめます。収穫時期は5月中旬からです。露地栽培のため、収穫期間が短く予約がお薦めです。
今が食べごろの『びわ』に関しては、渡邊農園からのお知らせでチェックできます。
その他の果実(スモモ・グリーンレモン)
スモモ(サンタローザ)
収穫時期は、6月中旬~末にかけて生産されています。サンタローザは、一般的なスモモのポピュラーな品種で別名「さんたろう」の愛称で流通している人気の品種です。味は、とても甘く、独特な香りが特徴です。収穫時は、ほのかに色ずく程度ですが、追熟してゆきます。実が熟してゆくと内部も赤から紫色になり、独特な芳香が出てきます。果実は柔らかくなると、ブドウのような紫に近づいてゆき、食べ時期になります。また、果皮の表面についている白っぽい粉は「ブルーム」といい、自然に生じるものです。収穫したてのものにはブルームが多く付着しているので、鮮度の目安になります。